金門酒廠|辰年記念酒のパッケージ。商品の特長を起点に、ボトルのビジュアルとブランドアイデンティティを一つにまとめる。
金門酒廠|辰年記念酒のパッケージ。商品の特長を起点に、ボトルのビジュアルとブランドアイデンティティを一つにまとめ⁠る⁠。

よいパッケージデザインには、商品の売れ行きを伸ばす、輸送の課題を解決する、中身を守る、という三つの役割を同時に果たすことが求められます。Hand-Heart Design Firm(手心設計事務所)のパッケージデザインは、構造設計と視覚デザインの二つの専門領域にまたがります。要件のヒアリング、内容物の確認、構造試験(耐荷重・衝撃・落下)、抜き型の展開図から入稿までを手がけ、長年の印刷実務の経験を生かして、質感を保ちながら印刷と輸送のコストを抑えます。食品、酒類、ギフトボックスのいずれでも、コンセプトから量産まで一貫して対応しま⁠す⁠。

パッケージデザインは、見た目を整えるだけの仕事ではありま⁠せ⁠ん

同じ商品でも、棚で手に取ってもらえるか、店に届くまでに傷まないか、贈り物として自信を持って渡せるかは、パッケージで決まります。Hand-Heart のパッケージデザインは、次の二つの専門領域をあわせて担います。どちらが欠けても完成しませ⁠ん⁠。

構造設計⁠——内容物をどう固定するか、紙の目をどちらに向けて折れば割れないか、開封時の最初の動作は何か、一箱に何個入れれば輸送単位に合うか。これらによって、パッケージが無事に届くかどうかも、コストも決まりま⁠す⁠。

視覚デザイン⁠——棚で三秒以内に認識されるか、情報の階層は適切か、食品表示は規定に合っているか、質感は十分か。これらによって、買ってもらえるかどうかが決まりま⁠す⁠。

多くのデザイン会社は視覚デザインだけを行い、構造は紙器メーカーに任せます。Hand-Heart は二つを同じチームで担当しています。構造は視覚を制約し、視覚もまた構造を変えるからです⁠——別々に進めると、試作の段階になって初めて食い違いに気づくことがよくありま⁠す⁠。

Reborn(綠泊坊)ギフトボックスの開封構造。内容物が箱内で固定されている
構造が開封時の第一印象を決める内容物の固定方法も、蓋の開く方向も、構造の段階で決まりま⁠す⁠。
金門酒廠 辰年記念酒の手描きスケッチ
視覚は一枚のスケッチから始まる金門 辰年記念酒の龍の紋様は、紙の上で何度も描き重ねてから、パソコンでの作業に移りまし⁠た⁠。
金門酒廠 辰年記念酒の完成品:ボトルと手提げ箱
構造と視覚を同時に仕上げるボトルのラベル、手提げ箱の構造、提げ紐は、同じデザイン言語の三つの側面で⁠す⁠。
図面の上で成り立つ構造が、つくってみて持ちこたえるとはかぎりません。— だからこそ実物の白サンプルを必ずつくり、量産前に問題を洗い出します

Hand-Heart のパッケージデザインの進⁠め⁠方

まず売り場へ行く。パソコンを開くのはそ⁠の⁠後

まず市場調査を行います。ご依頼いただいた商品が実際に販売されている売り場へ足を運び、棚のどの位置に置かれるか、その周囲にどんな競合商品があるかを確認し、それをもとに「棚でどう際立たせるか」というデザイン方針を立てま⁠す⁠。

デザインが仕上がったら、実際の売り場に置いた状態を再現し、このパッケージで商品が市場の中で十分に差別化できているかを検証します⁠——ひと目で見分けられ、記憶にも残るこ⁠と⁠。

あわせて消費者と市場の動向をつかみ、パッケージで強調すべきポイントを見極めて、視覚コミュニケーションの方針を定めます。印刷面では、キャリブレーション済みのモニターとカラーマネジメントによって、校正の段階から仕上がりの色を正確に管理しま⁠す⁠。

文字、色彩、イラスト、レイアウトにそれぞれ専⁠任⁠者

文字のデザイン、カラープラン、イラストレーション、情報のレイアウトは、それぞれ専門の担当者が専任で設計しま⁠す⁠。

見て心地よいだけでなく、情報が明快で、要点がはっきりしていることも欠かせません。パッケージには多くの情報を載せる必要がありますが、要点が多すぎるのは、要点がないのと同じです。これはパッケージデザインで最も陥りやすい問題で⁠す⁠。

商品の本当の特長を見つ⁠け⁠る

Hand-Heart の哲学は「見えない価値を見る」ことで⁠す⁠。

品質のよい商品であれば、必ずその USP(Unique Selling Proposition:その商品ならではの売り)を見つけられると考えています。商品に潜む特長と強みを掘り起こして整理し、デザインの表現でその長所と売りを際立たせます。そうして Hand-Heart がおつくりするパッケージを、商品の可能性を引き出す、他社がまねできない強みにしま⁠す⁠。

よくある三つの委託⁠範⁠囲

パッケージデザインは、案件によって範囲が大きく異なります。先に範囲をすり合わせておけば、見積もりと日程が大きくずれることはありませ⁠ん⁠。

A 視覚のみ(既存構⁠造⁠)B 構造+視覚、単一⁠品⁠目C シリーズ展開+ブランド⁠拡⁠張
適した⁠状⁠況抜き型がすでにあり、ラベルや外観だけを変える場合。または一品目だけ先に出して市場を試す⁠場⁠合新商品や新しいギフトボックスで、構造と視覚を一緒に決める⁠場⁠合複数品目にファミリー感が必要な場合、またはパッケージとともにブランドも刷新する⁠場⁠合
主な納⁠品⁠物デザインの完全データ、印刷データ、使い方の⁠説⁠明構造図と抜き型、白サンプルと試験記録、デザインの完全データ、⁠校⁠正シリーズの構造と視覚システム、パッケージのガイドライン、展開物(手提げ袋、外装箱、什⁠器⁠)
目安の⁠期⁠間3–6 週間2–4 か月(校正のやり取りを含⁠む⁠)4 か月⁠以⁠上
通常は⁠別⁠途印刷印刷。印刷立ち会いは含められ⁠ま⁠す印刷、撮影。コーポレートアイデンティティ(CIS)の再構築が必要な場合はその⁠費⁠用

A か B で一品目をきちんと仕上げ、残りの品目を順に展開していくのが、予算が限られている場合にいちばん堅実なやり方で⁠す⁠。

パッケージデザインの流れ:ヒアリングから入稿まで、九つの⁠段⁠階

各段階には明確な成果物があり、いずれの段階も前に戻って修正することがあります。以下は Hand-Heart が実際に進める順序で⁠す⁠。

  1. 要件ヒアリング

    まず、このパッケージで解決すべき課題を整理します⁠——質感を高めたいのか、より価値を感じてもらいたいのか、輸送中の破損をなくしたいのか。目的が違えば、その後の判断はすべて変わりま⁠す⁠。

    ブランドイメージ消費者像販売チャネル価格帯
  2. 資料収集と競合分析

    同種の商品が棚でどう見えているかを観察し、差をつけられる位置を探すと同時に、競合と紛らわしいほど似ることを避けま⁠す⁠。

    パッケージ参考競合ブランド
  3. 内容物の確認

    実際の寸法を測って数量を把握し、掲載するコピー、表示、画像を確認します。ここを省くと、あとで抜き型を間違えることになりま⁠す⁠。

    寸法・数量コピー・表示写真・画像CIS
  4. 構造設計

    内容物の性質に合わせて立体構造を設計し、保護性、利便性、開封体験、紙のコスト、環境への配慮を同時に比較検討しま⁠す⁠。

    利便性保護性開封体験紙のコスト環境配慮
  5. 構造試験

    実物の白サンプルをつくり、耐荷重、衝撃、圧縮、落下、開閉を実際に試験して輸送の過程を再現します。図面の上で成り立つ構造が、つくってみて持ちこたえるとはかぎりませ⁠ん⁠。

    耐荷重衝撃圧縮落下開閉輸送シミュレーション
  6. 展開図と抜き型の作図

    立体構造を平らに展開して抜き型の展開図をつくり、面付けを行います⁠——この工程が用紙量と印刷コストに直結します。あわせて紙の材質、風合い、坪量、後加工の方法を選定しま⁠す⁠。

    抜き型面付け用紙選定印刷効果
  7. 試作と構造の確定

    レーザーカットまたは手作業で実物サンプルをつくり、内容物の収まりを確認し、必要に応じて構造図を修正して、最後に抜き型を確定しま⁠す⁠。

    レーザーカット試作手作業試作収まり確認構造確定
  8. 視覚デザイン

    確定した抜き型の上で視覚デザインを行い、ラフ、初稿、ブラッシュアップ稿を経て完全データまで仕上げます。図版と文字が、展開図の正しい位置に収まるようにしま⁠す⁠。

    ラフ初稿ブラッシュアップ稿完全データ
  9. 印刷校正と入稿・印刷立ち会い

    印刷会社によるデジタル校正と展開図校正を行い、特色を確認します。最後に色、ディテール、文字の欠け、後加工、見当ずれを一項目ずつ点検してから、印刷、打ち抜き、後加工、貼り加工に進みま⁠す⁠。

    デジタル校正特色見当ずれの点検打ち抜き・後加工

九つの段階で、誰が何を担当す⁠る⁠か

パッケージ案件で問題が起きやすいのは、デザインそのものよりも工程と工程の境目です。構造は仕上がったのに絵柄や文字が折り線にかかってしまう、校正が通ったのに印刷会社が紙を変えてしまう、入稿直前になって支給されたバーコードが間違っていたと分かる。そのため各段階で、次の三つを先にはっきりさせます。この工程は誰が行うか、パートナーには何をご用意いただくか、そして何を突き合わせて確認できるか、で⁠す⁠。

段階Hand-Heart が行う⁠こ⁠とパートナーにご用意いただく⁠も⁠の照合できる⁠も⁠の
要件ヒアリ⁠ン⁠グ目的、チャネル、価格帯を整理⁠す⁠るブランドイメージ、消費者像、販売チャネル、⁠価⁠格要件確認表(双方署⁠名⁠)
資料収集と競合⁠分⁠析売り場調査、競合との⁠比⁠較既存パッケージ、競合品リ⁠ス⁠ト競合分析レポートと売り場⁠写⁠真
内容物の⁠確⁠認寸法の実測、コピーと表示の⁠点⁠検実物、コピー、表示、バーコード、認証マ⁠ー⁠ク内容物リスト(寸法、数量、表示を一項目ず⁠つ⁠)
構造⁠設⁠計立体構造、保護と開封の⁠設⁠計輸送方法、積み重ねと陳列の⁠条⁠件構造案図(紙のコスト試算を含⁠む⁠)
構造⁠試⁠験白サンプルの製作と模擬⁠試⁠験収まりの確認に使う実際の内⁠容⁠物白サンプル実物、試験記録(耐荷重、落下、開閉で何を行い、結果はどうだった⁠か⁠)
展開図と抜⁠き⁠型抜き型の展開、面付け、用紙⁠選⁠定印刷部数、予算⁠上⁠限抜き型図、面付け図、紙⁠見⁠本
試作と構造の⁠確⁠定レーザーカットまたは手作業による⁠試⁠作収まりの確認と⁠承⁠認試作実物、構造確⁠定⁠図
視覚デザ⁠イ⁠ンラフから完全データ⁠ま⁠で確定コピー、画像、認証マークのデ⁠ー⁠タ各段階のデザイン案、完全デ⁠ー⁠タ
印刷校正と入稿・印刷立ち⁠会⁠いデジタル校正、特色、見当ずれの点検、立ち⁠会⁠い最終⁠承⁠認印刷校正、承認書、後加工サン⁠プ⁠ル

製造側については、印刷会社、製紙会社、後加工会社への発注と検収を誰が行うかを別途はっきりさせておく必要があります。Hand-Heart は入稿・印刷立ち会いまで一括でお引き受けすることも、完全データの納品までとし、その先の発注を御社で行っていただくこともできます。どちらの方法も可能ですが、要件ヒアリングの段階で決めておきます。最終的な仕上がりに誰が責任を負うかが、そこで決まるからで⁠す⁠。

試験と試作の記録には、実際に行ったことと結果だけを書きます。報告書の見栄えのために、測っていない数値を足すことはしませ⁠ん⁠。

パッケージデザインの⁠事⁠例

Hand-Heart はこれまでに 20 件を超えるパッケージデザインを手がけてきました。なかでも酒類は、最も経験を積んできた分野です⁠——国営酒造の年度記念酒からビールのラベルまで、いずれも法定表示、質感の表現、量産時の安定性を同時に扱う必要があります。カテゴリーは酒類(記念酒、高粱酒、ビールラベル)、食品(ビスケット、飲料)、生活用品(沈香、食器ギフトボックス、浴用石けん)に及びま⁠す⁠。

次の二つの事例は、それぞれ別の場面を取り上げています。食品に売りがいくつもあるとき、パッケージの正面で最初に何を見せるか。古いパッケージを新しくするとき、どの要素を残すべきか、で⁠す⁠。

食品パッケージ:売りが一つではないとき、何をいちばん大きく見せるかを先に決める⁠——盛香珍 ソーダクラッ⁠カ⁠ー

盛香珍 ソーダクラッカーの一番の特長は「18時間の長時間発酵」で、これはクラッカーそのものの製法の特長です。Hand-Heart はこれを、パッケージ正面で最も目立つビジュアルにしました。数字の「18」を正面で最も大きな要素として拡大し、「8」の上の輪に時計の目盛りを描き込み、さらに「長時間発酵」の丸いスタンプを添えています。そのほかの売りは、それぞれ別の要素に任せました。薄くてサクサクした食感は、積み重ねたクラッカーと割ったクラッカーの実物写真で伝え、味は地色で区別し(プレーンは青緑、黒ごまは濃い茶色)、味の名前と英語の商品名は決まった位置に置いていま⁠す⁠。

ラベルの刷新:昔からのお客様が見分けられる部分は残し、それ以外を整理する⁠——玉山台湾高⁠粱⁠酒

玉山台湾高粱酒(通称「小高」)では、Hand-Heart が台湾菸酒とともにラベルとパッケージの最適化を手がけました。これまでのお客様が従来のパッケージに抱いてきた記憶と印象を損なわないよう、今回は一からデザインし直すのではなく「最適化」としました。小高の識別性の高い鮮やかな黄色は残し、旧ラベルの赤い外枠を外し、白い玉山の山並みをラベルの下端から中ほどまで伸ばして、商品名、容量とアルコール度数、製品情報をそれぞれの区画に分けました。小高は小高のまま、より美しくなりまし⁠た⁠。

パッケージデザインでは、どんな点に気をつけるべきです⁠か⁠?

構造設計⁠の⁠面

  • 内容物が完全かつ安全に保護されているか⁠——衝撃、破損、変形、耐荷重、鮮度保持、飛散、漏れ、油のにじみ、温⁠湿⁠度
  • 輸送の過程で内容物が破損しな⁠い⁠か
  • 外箱が内容物をしっかり固定し、動かないようにできてい⁠る⁠か
  • 展開図の用紙使用量(コストに直⁠結⁠)
  • 紙と後加工の選定が適⁠切⁠か
  • 折り曲げや荷重のかかる構造では、紙の目(繊維方向)を考慮⁠す⁠る
  • 取り出しや持ち運びがしやす⁠い⁠か
  • 容量が輸送効率に見合っているか(輸送の基本単位に合っている⁠か⁠)

視覚デザイン⁠の⁠面

  • ブランド全体のイメージと合ってい⁠る⁠か
  • 正しい情報を伝えてい⁠る⁠か
  • 食品パッケージの食品表示が規定に適合してい⁠る⁠か
  • パッケージの外観が「買いたい」「手元に置きたい」と思わせるものになってい⁠る⁠か

始める前に、これらの資料をご用意くだ⁠さ⁠い

資料がそろっているほど、確認のやり取りにかかる時間を減らせます。以下は Hand-Heart がパッケージ案件を開始するときに必要な情報で⁠す⁠。

内⁠容⁠物
実際の寸法、⁠数⁠量
コピーと⁠画⁠像
商品説明、商品写真、会社概要、商品の特長と効果、ウェブアドレス、スローガン、バーコード、使用方法、お召し上が⁠り⁠方
食品⁠表⁠示
栄養成分、品名、原材料、内容量、製造日、賞味期限、製造者/販売者、住所(食品薬物管理署の食品表示ハンドブックを参⁠照⁠)
認証マ⁠ー⁠ク
食品認証、印刷認証、材料認証、リサイクルマ⁠ー⁠ク
コーポレートアイデンティティ(CIS)
ロゴ、ロゴタイプ、カラープラン、補助グラフィックなどの既存のガイドラ⁠イ⁠ン
販売⁠情⁠報
小分けと価格設定の方針、販売チャネル、購入者または贈答の⁠相⁠手

いくつか未定のものがあっても問題ありません⁠——コーポレートアイデンティティ(CIS)そのものも含め、Hand-Heart が一緒に整理をお手伝いしま⁠す⁠。

構造と視覚を別々の会社に発注する前に、ひとつ検討していただきたいことがあり⁠ま⁠す

予算を抑えるために、構造と視覚を別々の会社に頼む⁠——よくあるやり方で、その理由もよく分かりま⁠す⁠。

しかし食い違いに気づくのは、たいてい試作の段階です。抜き型はすでにできあがっていて、デザインの余白がちょうど折り線にかかってしまう。この時点で変えられるのは視覚だけです。後から進めたのが視覚だからで⁠す⁠。

結果として、抜き型をつくり直して費用が増えるか、そのまま進めてデザイン面で妥協するかのどちらかです。予算が本当に厳しい場合は、二つの工程を切り分けるのではなく、まず一品目をきちんと仕上げることをおすすめします。残りの品目は後から順に展開できま⁠す⁠。

入稿前の表示チェ⁠ッ⁠ク

パッケージの法定表示は、ブランド側でご用意いただき、内容の正確さについてもブランド側が責任を負います。Hand-Heart は「内容物の確認」と「完全データ」の二つの段階で、そろっているか、収まるか、読めるかを一項目ずつ照合します。よくある必須項目は次のとおりです。実際の要件は、主管官庁の現行規定に従ってくださ⁠い⁠。

一般食品⁠——品名、内容物の名称、正味重量または容量、食品添加物の名称、製造者または国内責任事業者の名称・住所・電話番号、原産地、有効期限、栄養表示、アレルゲン情報、その他の公告事項(食品安全衛生管理法による。主管官庁:食品薬物管理署⁠)⁠。

酒類⁠——ブランド名、製品種類、アルコール分、輸入業者または製造業者の名称・住所、容量、原産地、警告表示(菸酒管理法による。主管官庁:財政部国庫署)。瓶の曲面はラベルを歪ませるため、警告表示の文字サイズは実際に貼った試作で確認しま⁠す⁠。

入稿の直前に不足が判明しやすいものが、ほかに三つあります:バーコード(サイズ、余白、白黒のコントラスト)、リサイクルマークと材質表示、認証マークの使用許諾データ。

Reborn|箱の構造と商品の見せ方を合わせて検討。外観と使いやすさを両立。
Reborn|箱の構造と商品の見せ方を合わせて検討。外観と使いやすさを両⁠立⁠。

デザインを動きで⁠見⁠る

一露領先 金酒のデザインと動きの表現を紹介する作品映像です。このページの解説と合わせてご覧くださ⁠い⁠。

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Hand-Heart のパッケージデザイン事例は、どのようなブランドや団体の参考になります⁠か⁠?

ブランドの図像を新しくしたい場合や、パッケージの展開物を増やしたい場合は、次の二つの事例の進め方を参考にしてくださ⁠い⁠。

  • 酒類のパッケージで、ブランドを象徴する図像を残しつつ新たに解釈し直したい場合は、金門酒廠の社員向け高粱酒「一露領先」の進め方を参考にできます。双龍のモチーフを残し、水のイメージと組み合わせまし⁠た⁠。
  • 記念酒にボトルラベル、ネックラベル、円筒缶、手提げ袋が必要な場合は、国定古跡「原台南水道」の記念酒の事例が参考になります。まずボトルラベルのメインビジュアルを決め、それを円筒缶、紙袋、ネックラベルへと展開しまし⁠た⁠。

よくある⁠質⁠問

パッケージデザインとグラフィックデザインは何が違います⁠か⁠。

グラフィックデザインが扱うのは平面上の視覚表現です。パッケージデザインには、次元がもう一つ加わります⁠——立体の物として形になり、生産され、運ばれ、開けられなければなりません。そのためパッケージデザインは視覚に加えて、構造エンジニアリング(耐荷重、紙の目、抜き型の展開)、印刷実務(紙、後加工、特色)、物流条件(輸送単位の容量)にも関わります。視覚だけを扱って構造を知らないと、試作の段階になってつくれないと分かることがよくありま⁠す⁠。

パッケージデザインの費用はどのように見積もります⁠か⁠。

主に四つの要素で決まります。①構造設計を含むかどうか(ラベルの視覚だけと、立体構造一式とでは大きく異なります)。②品目数(単一商品か、シリーズ全体か)。③試作の回数と方法(レーザーカット試作、手作業試作、印刷会社の校正では費用が異なります)。④印刷立ち会いを含むかどうか。初回のご相談は無料で、ご要望の範囲を確認してからお見積もりします。よくある三つの範囲は上の対照表をご覧くださ⁠い⁠。

酒類のパッケージで特に気をつけることはあります⁠か⁠。

酒類のパッケージは、規制が最も多く、質感も最も問われるものの一つです。ラベルは酒類表示の規定(アルコール分、容量、製造者、警告表示など)に適合しなければなりません。瓶の曲面はラベルの見え方を歪ませるため、試作で実際に貼って確認する必要があります。外箱と手提げ袋では、ガラス瓶の重量と衝撃からの保護も考えます。Hand-Heart は台湾菸酒、金門酒廠、玉山高粱、青島ビールなど、複数の酒類パッケージの経験を積み重ねてきまし⁠た⁠。

構造だけ、あるいは視覚だけの依頼もできます⁠か⁠。

できます。すでに確定した抜き型構造があり視覚デザインだけが必要な場合も、逆に構造の問題だけを解決したい場合も、Hand-Heart は単独でお引き受けできます。ただし、もう一方が成り立っているかを先に確認します⁠——たとえば既存構造に耐荷重や紙の目の問題があれば、間違った構造のまま見た目だけを美しく整えるのではなく、先にお伝えしま⁠す⁠。

パッケージデザインにはどのくらい時間がかかります⁠か⁠。

複雑さによって大きく異なります。単純なラベルの視覚デザインなら数週間、構造設計、実物サンプル、印刷立ち会いを含む本格的な案件は通常、月単位になります⁠——なかでも構造試験と試作のやり取りが最も時間がかかり、しかも省けない部分です。発売日から逆算し、試作の修正のための余裕を確保することをおすすめしま⁠す⁠。

パッケージが必要な商品はあります⁠か⁠。

商品、販売チャネル、予算の範囲をお知らせいただければ、完全な構造設計が必要か、視覚の調整で足りるかを Hand-Heart が先に見極めます。初回のご相談は無料で、そのあとご依頼にならなくても構いませ⁠ん⁠。

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    方法と事例の出典:Hand-Heart Design Firm。ページ作成日:2026年9月27日。